<相場の読み筋>2月24日

2023/2/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前日比108.82ドル高の3万3153.91ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同83.331ポイント高の1万1590.401ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5497万株、ナスダック市場が39億5840万株だった。米10-12月の実質GDP(国内総生産)が年率換算で前期比2.7%増となり、市場予想平均の同2.9%増を下回った。前日22日に公表された、1月31日-2月1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨で、利上げの継続が意識されていたこともあり、軟調に推移する場面もみられた。売り一巡後は、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したこともあり、株式への見直し買いが入った。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどが買われた。

 24日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地23日の米国株式が上昇した動きを受け、買い優勢スタートとなりそう。ただ、衆議院で午前に日銀総裁候補の植田氏、午後からは副総裁候補の氷見野、内田両氏への所信聴取が行われることから、聴取内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の半ば(22日は134円72-74銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の半ば(同143円52-56銭)と円高方向に振れている。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比100円高の2万7230円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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