【北京IPO】鉄筋構造製品の徐州中煤百甲重鋼科技が2日に公募開始、3780万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/3/2 9:40

 北京証券取引所への上場を目指す、徐州中煤百甲重鋼科技(835857/上海)が3月2日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3780万株を発行予定で、公募価格は4元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。重量鉄骨、軽量鉄骨、網状鉄骨などの鋼鉄構造製品の製造、加工、組み立て式鉄筋建築に付帯するプレキャストコンクリートなどの製造、加工、ならびに工業用鉄骨建築や組み立て式鉄筋建築の研究開発、設計、加工、組み立てを一体化したソリューションプランの提供を主業務としている。江蘇徐州市のほか、安徽省、寧夏回族自治区などに生産拠点を設け、広い範囲を対象にした生産体制を構築している。また、中国国内のほかに東南アジア、南アジア、中東、欧州、アフリカ、南米などの市場も開拓している。

 大学との研究協力を積極的に進めており、中国鉱業大学と提携して大学院ワークステーションを設置しているほか、天津大学、河海大学などと科学技術研究開発協力プロジェクトを立ち上げている。22年1〜6月期における売上構成は、鉄骨構造製造が38.42%、プレキャストコンクリートや壁材製造が2.59%、工業用鉄骨構造一体化ソリューションプランが52.44%、組み立て式鉄筋建築一体化ソリューションプランが6.55%となっている。

 2022年12月期の売上高は10億1665万元(前期比2.01%増)、純利益は5461万元(同7.82%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が2億2000万〜2億6000万元(前年同期比10.35%減〜5.95%増)、純利益は700万〜900万元(同15.92%減〜8.11%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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