中核国際、22年12月期通期はウラン取引量増加で大幅な増収増益の見通し

サーチナ

中国株

2023/3/16 9:28

 中国の原子力発電国有企業、中国核工業集団の子会社で海外のウラン資源開発を行う中核国際(02302/香港)が3月14日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、大幅な増収増益となる見通しを示した。

 業績予告によれば、22年12月期の売上高は6億香港ドル以上となり、前期の2億8063万ドルから2.14倍に増える。会社株主に帰属する純利益も7000万ドルで前期の238万ドルから29.17倍と大きく増える見通した。

 大幅な増収増益となる要因として同社は、当期のウラン市場状況が改善し、取引が好調だったことを挙げている。当期のウラン取引量は前期の約90万ポンドからおよそ5倍の約450万ポンドにまで増えた。また、ウランの市場価格も上昇して売上が大きく伸びた。さらに、ウラン取引事業の拡大に向けた取り組みも奏功したとしている。

 21年12月期の売上高は2億8063万ドル(前期比57.67%減)、純利益は238万ドル(前期は4609万ドルの赤字)。22年1〜6月期の売上高は5億7383万ドル(前年同期比6.07倍)、純利益は1807万ドル(前年同時期は15万ドルの赤字)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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