日経平均は36円程度安、株価指数先物に断続的な買いで下げ幅縮小=13日前場

 13日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比36円程度安い2万8045円前後で推移する。寄り付き直後には、同130円69銭安の2万7952円01銭を付ける場面もみられた。きのう12日は4日続伸し、終値ベースで心理的なフシ目の2万8000円を回復したが、現地12日の米国株式が下落したことを受け、短期的な利益を確定する動きが先行した。その後、株価指数先物に断続的な買いが入り、下げ幅を縮小する動きにつながったもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比145円安の2万7945円だった。

 業種別では、23業種が下落し、10業種が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱い。一方、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が堅調に推移する。

 個別では、YACHD<6298.T>、ベル24HD<6183.T>、ローツェ<6323.T>、CSP<9740.T>、新日科学<2395.T>などが下落。半面、広済堂HD<7868.T>、トレファク<3093.T>、コメダ<3543.T>、トランザク<7818.T>、ハイデ日高<7611.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=133円の前半(12日は133円83-86銭)、1ユーロ=146円台の半ば(同146円24-28銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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