<相場の読み筋>4月19日

2023/4/19 7:45

 18日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比10.55ドル安の3万3976.63ドル、ナスダック総合指数が同4.312ポイント安の1万2153.412ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7815万株、ナスダック市場が31億5423万株だった。米金融大手ゴールドマン・サックスの23年1-3月決算は、減収減益となった。また、ジョンソン・アンド・ジョンソンの同1-3月決算は、最終赤字に転落し、両銘柄が相場の重しとなった。決算発表の本格化を前に、業績への警戒感から手控えムードが広がり、方向感に乏しい展開だった。NYダウ採用銘柄では、ジョンソン・アンド・ジョンソンやゴールドマン・サックスのほか、ベライゾンなどが値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、もみ合いとなりそう。日経平均株価は、きのう18日の堅調な地合いが継続し、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、直近の8連騰で合計1180円強上昇し、18日時点での25日移動平均線とのかい離率はプラス3.3%と、3月9日の同3.4%以来の水準にある。短期的な過熱感を警戒する場面もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円ちょうど近辺(18日は134円22-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同147円23-27銭)と、やや円高方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比5円高の2万8655円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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