<相場の読み筋>4月25日

2023/4/25 7:46

 24日の米国株式は、NYダウが前週末比66.44ドル高の3万3875.40ドルと続伸、ナスダック総合指数は同35.252ポイント安の1万2037.204ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5191万株、ナスダック市場が45億6012万株だった。米大手企業の決算発表の本格化を控えるほか、現地27日には米1-3月期GDP(国内総生産)速報値の発表なども予定されていることから、積極的な売買は限られた。NYダウは下落する場面もみられたが、取引終了にかけて上昇基調となった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテスラ、マイクロソフトなどが、軟調だった。

 25日の東京株式は買い先行後、上値の重い展開か。日経平均株価はきのう24日、朝高後は、戻り待ちの売りに押される格好だった。手がかり材料が乏しいなか、決算発表の本格化を前に、積極的に買い進む動きは限られそう。模様眺めムードが広がり、手じまい売りに軟調な動きを強いられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(24日は134円22-24銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=148円台の前半(同147円46-50銭)と円安方向に振れている。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、クボタ<6326.T>、ニデック<6594.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比125円高の2万8715円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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