<相場の読み筋>9月25日

2023/9/25 7:45

 前週末22日の米国株式は、4日続落した。NYダウが前日比106.58ドル安の3万3963.84ドル、ナスダック総合指数が同12.178ポイント安の1万3211.807ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7667万株、ナスダック市場が42億7528万株だった。UAW(全米自動車労組)は22日、GMとクライスラーを傘下に持つ仏ステランティスに対して、ストライキを拡大すると発表。ストライキの長期化による経済への影響が警戒された。米9月製造業PMI(購買担当者景況指数)は48.9となり、市場予想平均の48.2を上回ったが、市場の反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが、値下がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、もみ合い商状か。前週末22日の日経平均株価は、4日続落となったものの、下げ幅を縮小して取引を終了。前週末の底堅い動きを受け、自律反発をみせる場面も想定される。ただ、手がかり材料に乏しいことから、上値を追う動きは限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(前週末22日は148円26-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円86-90銭)と小動き。前週末22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、ローム<6963.T>、オリンパス<7733.T>などが、同22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同22日の大阪取引所清算値比5円安の3万2265円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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