日経平均は80円高、買い先行後に下げ転換の場面も

 25日午前10時時点の日経平均株価は前週末比80円16銭高の3万2482円57銭。朝方は、日銀の緩和継続姿勢を背景に買いが先行し、日経平均は寄り付き直後に3万2527円87銭(前週末比125円46銭高)まで値を上げた。ただ、前週末の米国株安が重しとなり、いったん下げに転じ、3万2388円28銭(同14円13銭安)まで弱含む場面もあった。その後はプラス圏に持ち直し、堅調に推移している。

 業種別では、第一三共<4568.T>、アステラス薬<4503.T>、武田薬<4502.T>などの医薬品株が堅調。7&iHD<3382.T>、イオン<8267.T>、高島屋<8233.T>などの小売株や、味の素<2802.T>、日清食HD<2897.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も高い。ソフバンG<9984.T>、コナミG<9766.T>、ネクソン<3659.T>などの情報・通信株や、任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も値を上げている。東エレク<8035.T>、アドバンテス<6857.T>、スクリン<7735.T>、ソニーG<6758.T>などの電機株も買われている。

 半面、三井住友<8316.T>、三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株が軟調。川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株も売られている。

 個別では、ダブルスタン<3925.T>が一時ストップ高となり、アカツキ<3932.T>、ラクーンHD<3031.T>などの上げも目立つ。半面、IRJHD<6035.T>、DmMiX<7354.T>、ヨシムラFH<2884.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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