<米国株情報>J&J、第3四半期業績は好調、通期見通しも引き上げ

株式

2023/10/18 10:23

 日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が17日寄り付き前に23年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表。売上高は前年同期比6.8%増の213億5100万ドル、純利益は同横ばいの43億0900万ドル、一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同19.3%増の2.66ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 このうち、新型コロナワクチンなどの医薬品事業は同5.1%増の138億9300万ドルにとどまった。新型コロナワクチンは需要減少で前期に続き、米国での売り上げがゼロとなり、海外での売上高も4100万ドルにとどまり、医薬品事業の伸びを圧迫した。

 新型コロナウイルスのワクチンは需要が低迷したが、前立腺がん治療薬や多発性骨髄腫治療薬などの売上が好調だった。また、メドテック(医療機器)事業は第1四半期(1-3月)に買収が完了した補助循環用ポンプカテーテルなど人工心臓関連医療機器大手アビオメッドのも寄与した。

 通期業績予想については、売上高の下限を832億ドルから836億ドル(上限は840億ドルを据え置き)に、調整後EPSを10-10.1ドルから10.07-10.13ドルに上方修正した。

 17日のJ&Jの株価は一時急伸したものの、前日比0.91%安の156.09ドルと4営業日ぶりに反落した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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