<相場の読み筋>12月18日

2023/12/18 7:45

 前週末15日の米国株式は、7日続伸した。NYダウが前日比56.81ドル高の3万7305.16ドル、ナスダック総合指数が同52.361ポイント高の1万4813.920ポイントで取引を終了。NYダウは3日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が38億4759万株、ナスダック市場が77億484万株だった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は早期の利下げについて、「時期尚早」との見方を示し、上値が重い展開となった。ただ、消費や雇用が堅調に推移していることを背景とした先高期待が上昇を支えた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやインテル、セールスフォースなどが値上がり率の上位に入っている。同日は12月限の株価指数先物、同オプション、個別株先物、同オプションの最終売買日にあたるクワドルプル・ウィッチング・デーのため、出来高が膨らんだ。

 18日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、前週末15日に反発していた反動から、売り優勢のスタートとなりそう。ただ、米国株式が強い動きを示していることもあり、下げ渋る動きも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の前半(前週末15日は141円96-99銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=154円台の後半(同156円07-11銭)と円高方向に振れている。前週末15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>、ホンダ<7267.T>などが、同15日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同15日の大阪取引所清算値比260円安の3万2630円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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