日経平均は28円高と反発、海外投資家のクリスマス休暇入りで動意に乏しい=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前日比28円58銭高の3万3169円05銭、TOPIX(東証株価指数)は、同10.45ポイント高の2336.43ポイントといずれも反発して取引を終了した。きのう21日に下落した反動や、現地21日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数が反発したこともあり、朝方から買いが先行。午前9時13分には、同234円72銭高の3万3375円19銭を付けた。買い一巡後は、週末要因で手がけにくいなか、海外投資家のクリスマス休暇入りで市場参加者が少ないこともあり、動意に乏しかった。東証プライム市場の出来高は12億9578万株、売買代金は3兆4074億円。騰落銘柄数は値上がりが1268銘柄、値下がりは353銘柄、変わらず38銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は10月30日、12月8日、同18日の安値を結んだ線がサポートする格好になっており、3万3000円程度が下値のメドとして意識されそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸や、7&iHD<3382.T>、イオン<8267.T>などの小売株も堅調。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株もしっかり。一方、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落した。

 個別では、藤田観光<9722.T>、ペプチドリーム<4587.T>、九州FG<7180.T>、アルトナー<2163.T>、ベネ・ワン<2412.T>などが上昇。半面、ネクソン<3659.T>、サイボウズ<4776.T>、KLab<3656.T>、シンクロF<3963.T>、アシックス<7936.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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