<相場の読み筋>2月1日
2024/2/1 7:45
1月31日の米国株式は、NYダウが前日比317.01ドル安の3万8150.30ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同345.885ポイント安の1万5164.012ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億9157万株、ナスダック市場が55億5235万株だった。FOMC(米連邦公開市場委員会)は、政策金利を5.25-5.50%に据え置くことを決定。インフレ率が2%に向けて持続的に推移しているという確信がさらに高まるまで、目標レンジを引き下げるのは適切ではないとした。過度な利下げ期待が後退したことや、NYダウが史上最高値にあったことなどから、手じまい売りが優勢となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、30日の通常取引終了後に決算を発表したアルファベット(グーグルの持ち株会社)のほか、シスコ・システムズやペイパルなどが下落した。
2月1日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価は、きのう1月31日に3日続伸した反動や、現地31日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。押し目を拾う動きも想定され、売り一巡後はもみ合い商状となることも見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(1月31日は147円65-67銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同159円69-73銭)と円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しになりそう。1月31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などが、同31日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所清算値比495円安の3万5875円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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