<相場の読み筋>2月7日

2024/2/7 7:45

 6日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比141.24ドル高の3万8521.36ドル、ナスダック総合指数が同11.321ポイント高の1万5608.998ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3476万株、ナスダック市場が45億9418万株だった。手がかり材料には乏しいものの、前日5日に下落した反動で、朝方から買いが先行。米主要企業の堅調な決算が続くなか、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことから、相対的な投資妙味から株式に資金が向かう格好となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやナイキ、ウォルト・ディズニーなどが値上がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、軟調な展開が続くとみられる。日経平均はきのう6日、取引終了にかけて軟調に推移していたことから、売り優勢となりそう。現地6日の米国市場で、NYダウとナスダック総合指数は反発したものの、SOX(フィラデルフィア半導体株)指数は下落していることから、指数寄与度の高い半導体関連株は軟調に推移しそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(6日は148円51-53銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の前半(同159円68-72銭)と円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しとなりそう。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、信越化<4063.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比110円安の3万5970円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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