<相場の読み筋>2月15日

2024/2/15 7:45

 14日の米国株式は、NYダウが前日比151.52ドル高の3万8424.27ドルと反発、ナスダック総合指数が同203.547ポイント高の1万5859.146ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2476万株、ナスダック市場が51億9322万株だった。前日13日に大幅下落した反動で、朝方から買いが先行。グールズビー米シカゴ連銀総裁は講演で、「FRB(米連邦準備制度理事会)が目標とする2%のインフレ率を達成するまで利下げを行わないことを支持しない」と述べ、金利の高止まりに対する警戒感がやや後退した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどが買われた。

 15日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。14日の日経平均株価は4日ぶりに反落したものの、売り一巡後は底堅く推移したことや、現地14日の欧米株式が上昇したことから、買い先行スタートが見込まれる。心理的なフシ目の3万8000円回復から、上値を試す場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(14日は150円44-46銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円08-12銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、クボタ<6326.T>、ローム<6963.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比330円高の3万8100円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ