<相場の読み筋>2月27日

2024/2/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前週末比62.30ドル安の3万9069.23ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同20.572ポイント安の1万5976.251ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8985万株、ナスダック市場が61億6263万株だった。前週末23日に史上最高値を更新したNYダウは、買い優勢で取引を開始したものの、利益確定売りに押され上値の重い展開となった。採用銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズやナイキ、アムジェンなどが、値下がり率の上位に入っている。同日からダウ銘柄に採用されたアマゾン・ドット・コムは、小幅安で取引を終えた。

 27日の東京株式は買い先行後、もみ合いか。きのう26日の日経平均株価は連日で終値ベースの史上最高値を更新したが、買い一巡後は利益確定売りに押され、上げ幅を縮小して取引を終了。短期的な上昇に対する警戒感や、手がかり材料難もあり、上値の重い展開となる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(26日は150円46-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の半ば(同162円98銭-163円02銭)と円安方向に振れている。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、オムロン<6645.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比110円高の3万9340円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ