三菱重工、タイ石油公社アンモニア専焼発電の導入を目的とした初期の実現可能性調査で覚書

株式

2024/3/11 15:33

 三菱重工業<7011.T>は前週末8日、グループのアジアパシフィック地域統括拠点であるMitsubishi Heavy Industries Asia Pacific(MHI-AP)が、タイ政府系石油ガス大手のタイ石油公社と、ガスタービンによるアンモニア専焼発電の導入を目的とした初期の実現可能性調査を実施するMOU(覚書)を締結したと発表した。

 今回のMOUで、同社はタイ石油公社とともに、アンモニア発電の経済性やアンモニアから生成されるクリーンかつ安定した電力の潜在需要に関する調査を実施する。また、アンモニアバリューチェーンの強固な基盤を構築するため、サプライチェーンのほか、アンモニアの受け入れから貯留・ハンドリング・発電所への輸送に至るまでの安全性を検討。さらに、アンモニア専焼ガスタービンを採用した発電設備の導入スケジュールと建設候補地についても調査するとしている。

 11日の終値は、前週末比490円安の1万2145円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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