<米国株情報>オラクルは急伸、第3四半期のEPSが市場予想上回る

株式

2024/3/12 10:26

 業務用ソフト大手オラクル<ORCL>は11日の夜間取引で、日中終値比14.34%高の130.50ドルと急伸した。同日引け後に発表した24年5月期第3四半期(23年12月-24年2月)の決算が好感された。売上高は前年同期比7%増の132億8000万ドル、純利益は同27%増の24億0100万ドル、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同16%増の1.41ドルとなり、同EPSは市場予想を上回った。

 売上高全体は市場予想(133億ドル前後)に届かなかったが、中核のクラウドサービス・ライセンスサポート部門がAIサーバー需要を反映して前年同期比12%増の99億6300万ドルとなり、市場予想の99億ドル台半ばを上回った。特に、アマゾン・ドットコム<AMZN>の「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」などと競合するクラウドサービス事業は同21%増の51億ドルとなり、売上全体の38.4%を占め、好調だった。対照的に、クラウドライセンス・オンプレミス(自社運用の情報システム)ライセンス部門や、ハードウエア部門の売上は伸び悩んだ。

 第4四半期(3-5月)の業績見通しについて、売上高(医療IT大手サーナーを除く)を143億5000万-146億3000万ドル(前年同期比4-6%増)、調整後EPSを1.62-1.66ドルと予想した。売上高は市場予想を下回ったが、サフラ・キャッツCEO(最高経営責任者)は、「26年度までに売上高650億ドルという目標達成は当社の成長勢いを考えると、保守的な可能性がある」と述べている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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