<米国株情報>ボーイングは続落、米司法省が刑事捜査開始―ドア落下事故で

株式

2024/3/12 10:24

 航空・宇宙機器大手ボーイング<BA>は11日、前週末比3.02%安の192.49ドルと続落した。1月にアラスカ航空<ALK>が運行する「ボーイング737MAX9」のドアが離陸直後に吹き飛んだ事故をめぐり、米司法省が刑事捜査を開始したことが分かった。

 すでに連邦検察当局がアラスカ航空のパイロットや乗務員らに聞き取りを実施しており、アラスカ航空とボーイングの主力サプライヤーである航空機用部品大手スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス<SPR>はいずれも捜査に協力しているとコメントしている。他方、検察当局は立件できるか判断するため、大陪審を設置したとの報道もある。

 ボーイングは18年から19年にかけて相次いだ飛行機の墜落事故を受け、21年に米司法省と刑事訴追を猶予することで合意しており、コンプライアンスの強化などの条件を3年間満たせば刑事訴追を逃れることになっている。今回の調査は、1月の事故が合意の条件を満たしていたかが焦点となる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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