<相場の読み筋>4月4日

2024/4/4 7:45

 3日の米国株式は、NYダウが前日比43.10ドル安の3万9127.14ドルと3日続落、ナスダック総合指数は同37.009ポイント高の1万6277.458ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3901万株、ナスダック市場が47億736万株だった。米3月ADP雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比18万4000人増となり、市場予想平均の同15万人増を上回った。堅調な雇用情勢からの賃金インフレが警戒された。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は講演で、景気の先行き見通しについて、従来からの見方を維持し、材料視されなかった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーズやネットフリックス、メタ(旧フェイスブック)などが上昇した。

 4日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。日経平均株価は、きのう3日に大幅に下落した反動や、押し目を拾う動きから、買い優勢スタートが見込まれる。買い一巡後、心理的なフシ目の4万円近辺では戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値が重くなる場面も想定されるが、しっかりした値動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(3日は151円67-69銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円35-39銭)と小動き。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテス<6857.T>、日産自<7201.T>、三菱商<8058.T>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比500円高の4万30円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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