<相場の読み筋>4月24日

2024/4/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前日比263.71ドル高の3万8503.69ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同245.335ポイント高の1万5696.640ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億688万株、ナスダック市場が46億7043万株だった。イランとイスラエルの対立が激化せず、抑制的な動きをみせていることから、引き続き中東情勢への警戒が和らぎ、買い戻す動きが強まった。米4月製造業PMI(購買担当者景況指数)が49.9となり、市場予想平均の52.0を下回った。米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)し、相対的な投資妙味から株式に資金が向かった。NYダウ採用銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズやアメリカン・エキスプレス、マイクロソフトなどが値上がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。日経平均株価は、きのう23日に反発した動きや、現地23日に欧米株式が上昇したことを受け、買い先行スタートとなりそう。24年3月期決算の発表が本格化するが、決算内容や業績見通しを確認したいとして、手控えムードが広がり、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の後半(23日は154円81-82銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=165円台の半ば(同165円28-32銭)とやや円安方向に振れている。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>、トヨタ<7203.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比365円高の3万7915円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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