<相場の読み筋>5月30日

2024/5/30 7:45

 29日の米国株式は、NYダウが前日比411.32ドル安の3万8441.54ドルと続落、ナスダック総合指数が同99.300ポイント安の1万6920.580ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7644万株、ナスダック市場が60億9043万株だった。米10年物国債の利回りが、一時4.6%台まで上昇(価格は下落)。株式の相対的な割高感が意識されたほか、今週末には米4月個人支出の発表を控えることもあり、売りが優勢の展開となった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやインテル、キャタピラーなどが値下がり率の上位に入っている。

 30日の東京株式は、軟調な展開が続きそうだ。きのう29日に続落した弱い動きや、現地29日の欧米株式が下落したことを受け、売り優勢スタートとなろう。手がかり材料難が続くなか、落ち着きどころを探る動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=157円台の半ば(29日は157円12-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の前半(同170円50-54銭)と小動き。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、LINEヤフ<4689.T>、アドバンテス<6857.T>などが、29日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比175円安の3万8315円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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