31日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、156円台後半を軸にもみ合いか

為替

2024/5/31 8:45

ドル・円予想レンジ:1ドル=156円40銭-157円40銭

 31日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=156円台後半を軸にもみ合いか。前日の米国時間は米1-3月期GDP(国内総生産)改定値が速報値から下方修正されたことから米経済に対する楽観的な見方が後退し、ドル売り・円買いが優勢となった。FRB(米連邦準備制度理事会)高官からは引き続きタカ派寄りの発言が聞かれたが、特にサプライズはなく、東京時間も上値の重い展開が予想される。ただ、今晩の米国ではPCE(個人消費支出)デフレーターの発表を控えており、次第に様子見ムードが強まるとみられる。

 なお、朝方に発表された東京都区部の5月消費者物価指数(CPI)は全体指数が市場予想と一致した一方、食品・エネルギーを除いたコア指数が市場予想をやや下回った。発表直後のドル・円はやや強含んでいる。

<主な経済指標・イベント>

国内:5月東京都区部消費者物価指数(CPI)、4月失業率、4月有効求人倍率、4月住宅着工統計、5月為替介入実績

アジア太平洋:中国5月製造業/非製造業PMI(購買担当者景気指数)、インド1-3月期GDP(国内総生産)

北米:米4月PCE(個人消費支出)デフレーター、米5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、カナダ1-3月期GDP

欧州:ユーロ圏5月HICP(消費者物価指数)、独4月小売売上高

その他:トルコ1-3月期GDP、メキシコ大統領選

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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