日経平均354円高と大幅反発、高値圏で取引終了もプライム売買代金は今年最低=10日後場

 10日後場は日経平均株価が、前週末比354円23銭高の3万9038円16銭、TOPIX(東証株価指数)が同27.46ポイント高の2782.49ポイントと、大幅に反発した。日経平均は5月23日(3万9103円22銭)以来、12営業日ぶりに、心理的なフシ目の3万9000円台を回復した。朝方から、買い優勢の展開。一時伸び悩む場面もみられたが、午後2時6分に、同397円61銭高の3万9081円54銭を付けた。その後、戻り待ちの売りに押されたが、高値圏で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は13億2952万株で、売買代金は3兆3195億円と5月27日(3兆3847億円)に届かず、今年の最低となった。騰落銘柄数は値上がりが1326銘柄と8割を超え、値下がりは286銘柄。変わらずは35銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落した。

 個別では、カナモト<9678.T>、シーイーシー<9692.T>、ミガロHD<5535.T>、ベステラ<1433.T>、安田倉<9324.T>などが上昇。半面、M&A総研<9552.T>、ACCESS<4813.T>、アイル<3854.T>、ストライク<6196.T>、M&Aキャピ<6080.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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