<米国株情報>マイクロンテクノロジー、第3四半期は大幅増収に最終黒字転換

株式

2024/6/28 10:16

 半導体大手マイクロンテクノロジー<MU>は26日引け後、24年8月期第3四半期(3-5月)の決算を発表。売上高は前年同期比82%増の68億1100万ドル、純利益は3億3200万ドル(前年同期は18億9600万ドルの赤字)、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.62ドル(同1.43ドルの赤字)となり、売上高、同EPSともに会社計画や市場予想を上回った。

 また、調整後フリーキャッシュフローは4億2500万ドルのプラスと、前年同期の13億5500万ドルのマイナスや前四半期の2900万ドルのマイナスから改善し、キャッシュバーン(手元資金の減少)の状態を脱した。

 PC(パソコン)やスマホからの需要が安定していることに加え、AI(人工知能)主導のデータセンター(AIサーバー)向けメモリーチップの価格上昇が業績に貢献。サンジャイ・メロトラCEO(最高経営責任者)は「AIサーバーで使用される高帯域幅メモリーのウエートが高まっており、SSD(メモリーチップにデータを読み書きする記憶装置)の売上高が過去最高を記録した」と述べた。また、来年度は記録的な売上高の達成が見込まれるとしている。

 第4四半期(6-8月)については、売上高を74億-78億ドル、調整後EPSを1.00-1.16ドルと予想した。同EPSは市場予想を上回ったが、売上高は市場予想とほぼ一致した。

 27日の株価は売りが優勢となり、前日比7.12%安の132.23ドルと3営業日ぶりに反落した。第4四半期の売上高が市場とほぼ変わらない水準を見込んでいることから、過度の期待感が後退したもよう。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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