日経平均86円高、買い一巡後は短期的な過熱感から上値重いがTOPIXは最高値=4日前場

 4日前場は日経平均株価が、前日比86円02銭高の4万666円78銭、TOPIX(東証株価指数)が同10.63ポイント高の2882.81ポイントと、そろって5日続伸した。朝方から買いが先行。日経平均は午前9時17分に、同280円59銭高の4万861円35銭を付けた。ここ5営業日の上げ幅が一時1500円を超えるなど、短期的な過熱感が警戒され、買い一巡後は伸び悩んだ。TOPIXは午前9時13分には同18.34ポイント高の2890.52ポイントと、89年12月18日に付けた取引時間中の史上最高値(2886.50ポイント)を34年半ぶりに更新している。東証プライム市場の出来高は8億2121万株、売買代金は2兆979億円。騰落銘柄数は値上がりが856銘柄、値下がりは719銘柄、変わらずは70銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち21業種が上昇、11業種が下落、1業種が変わらず。三井金<5706.T>、三菱マ<5711.T>などの非鉄金属株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株もしっかり。一方、関西電<9503.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落した。

 個別では、ワールド<3612.T>、住友ファーマ<4506.T>、デジアーツ<2326.T>、住友鉱<5713.T>、KOKUSA<6525.T>などが上昇。半面、アインHD<9627.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、川重<7012.T>、ABCマート<2670.T>、アスクル<2678.T>などが安い。

提供:ウエルスアドバイザー社

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