<相場の読み筋>5月27日
2020/5/27 7:33
26日の米国株式は、NYダウが前週末比529.95ドル高の2万4995.11ドルドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同15.634ポイント高の9340.221ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億4248万株、ナスダック市場が44億555万株だった。米5月消費者信頼感指数が86.6となり、市場予想平均の87.0をやや下回ったものの、4月新築住宅販売件数は62万3000件で、市場予想平均の48万件を上回った。堅調な経済指標に加え、米バイオ企業のノババックス<NVAX>が、新型コロナウイルスワクチンの開発で臨床試験を開始したと発表。ワクチンの早期開発による経済活動の正常化へ期待感が高まった。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やレイセオン・テクノロジーズ(旧ユナイテッド・テクノロジーズ)<RTX>、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>などが値上がり率の上位に入っている。
27日の東京株式は、上値の重い展開か。きのう26日の日経平均株価は、時間外取引で米株価指数先物が上昇し、連休明け26日の米国株高を先取りする格好で大幅高となっていた反動から、利益確定売りが先行しそうだ。ただ、株価上昇による投資家心理の改善で、アンジェス<4563.T>を中心にマザーズ市場の売買代金が膨らみ活況となっている。引き続き、中小型株に物色の矛先が向かいそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(26日終値は107円82-83銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の前半(同117円89-93銭)とやや円安に振れている。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、ホンダ<7267.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比5円安の2万1275円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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