<相場の読み筋>8月14日

2020/8/14 7:37

 13日の米国株式は、NYダウが前日比80.12ドル安の2万7896.72ドルと反落、ナスダック総合指数が同30.265ポイント高の1万1042.504ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億1791万株、ナスダック市場が33億9875万株だった。新型コロナウイルスに対する追加の経済対策を巡り、米政府と議会の対立が警戒され、主力株がさえない展開となった。週間の新規失業保険申請件数は、96万3000件と市場予想平均の112万件よりも良好だったが、市場の反応は限られた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アップル<AAPL>やアルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>、フェイスブック<FB>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 14日の東京株式は、堅調な展開が期待される。日経平均株価は、13日に上放れの動きを見せたこともあり、しっかりした動きとなりそう。市場では「戻りを試した6月8日の2万3178円10銭を上抜いたことで、上昇志向が強まりそうだ」(中堅証券)との声も聞かれた。ただ、週末要因も警戒され、取引時間の後半には、弱含みとなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(13日終値は106円63-65銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の前半(同126円11-15銭)で推移している。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、富士フイルム<4901.T>、ソニー<6758.T>、みずほ<8411.T>などが高い。13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比15円安の2万3195円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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