日東富士が急伸、21年3月期第2四半期と通期の連結利益予想を上方修正

株式

2020/10/26 16:31

 日東富士製粉<2003.T>が急伸し、260円高の6720円を付けている。26日午後1時、21年3月期第2四半期(20年4-9月)と通期の連結利益予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績で、売上高は280億円から273億円(前年同期比2.3%減)に引き下げたものの、営業利益を17億円から21億円(同3.3%減)に引き上げ、減益幅が縮小する。売上高は、外食向けパスタや贈答向け菓子用の小麦粉を中心に若干減少した。利益面では、外食事業でケンタッキーフライドチキン店が持帰り需要を捉えて利益を伸ばしたことに加え、生産設備に係る保守計画の見直しで修繕費の削減を図ったことや、販管費が減少したことなども寄与する。通期予想では、売上高を580億円から560億円(前期比2.7%減)に引き下げたものの、営業利益を39億円から41億円(同10.2%減)に引き上げた。第2四半期業績の進ちょくを踏まえ、通期の業績予想を修正した。

 また、20年10月に外国産小麦の政府売り渡し価格が平均で4.3%引き下げられたことに伴い、同社も21年1月12日納品分から小麦粉製品の価格改定を行う予定。

 26日の終値は、前週末比260円高の6720円。

提供:モーニングスター社

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