<相場の読み筋>3月26日

2021/3/26 7:33

 25日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比199.42ドル高の3万2619.48ドル、ナスダック総合指数が同15.790ポイント高の1万2977.680ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6277万株、ナスダック市場が54億9439万株だった。バイデン米大統領は就任後初の公式記者会見を行い、新型コロナワクチンの接種に関し、従来目標としていた4月末までに1億回を2億回に倍増させると表明。ワクチン普及による感染抑止が期待され、景気敏感株を中心に買われた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやアメリカン・エキスプレス、トラベラーズなどが、値上がり率の上位に入っている。米週間の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで68万4000件となり、市場予想平均の73万件よりも良好だった。

 26日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。きのう25日の日経平均株価は5日ぶりに反発したことや、現地25日の米国株式が反発したこともあり、買い先行のスタートが見込まれる。ただ、買い手がかりに乏しいなか、週末を控えたポジション調整の売りや、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値を抑えられる格好となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(25日は109円08-09銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円77-81銭)とやや円高方向にある。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、京セラ<6971.T>、日産自<7201.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比240円高の2万8860円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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