<相場の読み筋>4月20日

2022/4/20 7:45

 19日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比499.51ドル高の3万4911.20ドル、ナスダック総合指数が同287.299ポイント高の1万3619.657ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億5636万株、ナスダック市場が42億4650万株だった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が5日ぶりに急反落。原油高によるガソリン価格の上昇が懸念されていただけに、景気への過度な警戒感が後退し、株式を買い戻す動きにつながった。また、米航空会社が、国内での乗客と乗務員のマスク着用義務を撤廃すると発表。経済正常化への動きも支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコムやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、ネットフリックスなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

 20日の東京株式は続伸後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう19日に3日ぶり反発した動きや、現地19日の米国株式も反発したことから、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、手がかり材料に乏しいなか、直近で上値を抑える格好となっていた25日移動平均線(19日時点で2万7224円)が意識されるとみられ、上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=129円台の前半(19日は128円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=139円台の前半(同138円32-36銭)と円安方向に振れている。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、ホンダ<7267.T>、オリンパス<7733.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比210円高の2万7260円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ