<相場の読み筋>5月23日
2022/5/23 7:45
前週末20日の米国株式は、NYダウが前日比8.77ドル高の3万1261.90ドルと3日ぶりに小反発、ナスダック総合指数は同33.879ポイント安の1万1354.617ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億8924万株、ナスダック市場が47億3050万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ警戒感がくすぶるなか、NYダウは一時610ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、売り一巡後は、前日までに1400ドルを超える下落となっていたことや週末を控え、買い戻しの動きが強まり、急速に下げ渋って小幅高に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、エヌビディアなどが下落し、同指数の重しとなった。
23日の東京株式は、堅調な展開か。前週末にしっかりで取引を終えていた動きが継続し、買い優勢のスタートとなりそう。岸田文雄首相は21日、6月からの外国人観光客の受け入れ再開に意欲を示したことから、インバウンド関連銘柄に関心が向かいそうだ。ただ、上値を追うには手がかり材料に欠け、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=128円トビ台(前週末20日は127円92-94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の前半(同135円29-33銭)と小動き。前週末20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、武田薬<4502.T>、日産自<7201.T>などが、同20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比55円安の2万6715円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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