<相場の読み筋>10月31日

2022/10/31 7:45

 前週末28日の米国株式は、NYダウが前日比828.52ドル高の3万2861.80ドルと6日続伸、ナスダック総合指数が同309.777ポイント高の1万1102.452ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1344万株、ナスダック市場が45億9802万株だった。27日の通常取引終了後に7-9月の決算を発表したインテルとアップルが、市場予想の平均を上回り好感された。また、エヌビディアやアルファベット(グーグルの持株会社)などにも買いが入り指数の上昇をけん引した。NYダウが6日続伸するのは、5月20-27日(21-22日は休場)以来、5カ月ぶり。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやアップルのほか、アドバンスド・マイクロ・デバイシズも買われた。

 31日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価は、前週末28日に週末要因などから手じまい売りに押された反動や、現地28日の米国株式市場で、NYダウが6日続伸し、ナスダック総合指数も反発した動きもあり、買い先行スタートとなろう。チャート上では、75日移動平均線(2万7550円)や13週移動平均線(2万7617円)近辺などで、戻り待ちの売りも警戒され、上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(前週末28日は147円07-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の後半(同146円27-31銭)と、円安方向に振れている。

 前週末28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、クボタ<6326.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などが、同28日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所清算値比495円高の2万7505円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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