日経平均は75円高、米国株で買い先行も一巡後は伸び悩む

 30日大納会午前10時時点の日経平均株価は前日比75円32銭高の2万6168円99銭。朝方は、29日の米国株式市場で長期金利の低下を背景に主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。きのう日経平均が3カ月ぶりの安値水準に低下した反動もあり、寄り付き直後に2万6321円37銭(前日比227円70銭高)まで上昇した。一巡後は、手じまい売りに伸び悩み、2万6200円割れ水準で推移している。

 業種別では、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が堅調。HOYA<7741.T>、テルモ<4543.T>などの精密株や、T&DHD<8795.T>、SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株も買われている。板硝子<5202.T>、AGC<5201.T>などのガラス土石株も高く、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も引き締まっている。

 半面、サカタのタネ<1377.T>、ホクト<1379.T>などの水産・農林株が安く、コスモエネH<5021.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえない。東洋水産<2875.T>、キユーピー<2809.T>などの食料品株も売られている。

 個別では、アダストリア<2685.T>、ペッパー<3053.T>、テスHD<5074.T>などが値上がり率上位。半面、DTS<9682.T>、ハイパー<3054.T>、アバントG<3836.T>などが値下がり率上位。

提供:モーニングスター社

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