<相場の読み筋>4月20日

2023/4/20 7:45

 19日の米国株式は、NYダウが前日比79.62ドル安の3万3897.01ドルと続落、ナスダック総合指数は同3.814ポイント高の1万2157.226ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億6562万株、ナスダック市場が34億7108万株だった。英3月CPI(消費者物価指数)が前年同月比10.1%上昇し、市場予想平均の同9.8%上昇を上回った。英国債の利回りが上昇(価格は下落)した動きが米国債にも波及。決算発表の本格化を控え、様子見姿勢が強いなか、株式の相対的な割高感が意識された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アマゾン・ドットコムやエヌビディア、アップルなどが堅調だった。

 20日の東京株式は、もみ合い商状が続きそう。きのう19日の日経平均株価は、9日ぶりに反落したものの、下値は限定的だった。現地19日の米国株式が、まちまちの動きとなったこともあり、模様眺めムードが広がりそうだ。一方、きのう19日にJNTO(日本政府観光局)が発表した3月の訪日外客数は181万7500人だった。22年10月の個人旅行再開以降で最高となったことから、インバウンド(訪日外国人観光客)関連に関心が向かう場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の半ば(19日は134円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の半ば(同147円70-74銭)と小動き。

 19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ZHD<4689.T>、任天堂<7974.T>、東エレク<8035.T>などが、19日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比30円安の2万8550円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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