<相場の読み筋>4月21日

2023/4/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前日比110.39ドル安の3万3786.62ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同97.668ポイント安の1万2059.558ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3854万株、ナスダック市場が28億3540万株だった。米4月フィラデルフィア連銀の製造業景況指数がマイナス31.3となり、市場予想平均のマイナス19.7を大幅に下回った。また、前日の通常取引終了後に1-3月の決算を発表したテスラが、減益となったことが嫌気され下落したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、ベライゾンやシスコ・システムズ、トラベラーズなどが、値下がり率の上位に入っている。

 21日の東京株式は、方向感の出にくい展開か。日米ともに決算発表の本格化を控えることや、週末要因もあり積極的な売買は限られそう。きのう20日は、好調な3月訪日外客数を受けインバウンド(訪日外国人観光客)関連として小売株が買われたが、引き続き、物色の矛先が向かうことも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(20日は134円60-62銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同147円51-55銭)と、やや円高方向に振れている。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日産自<7201.T>、ホンダ<7267.T>、三住トラスト<8309.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比45円安の2万8605円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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