<米国株情報>ズーム、足元業績や先行きが市場予想上回るも利益確定売り優勢に

株式

2023/5/24 10:12

 ウエブ会議サービス大手ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>は22日引け後に24年1月期第1四半期(23年2-4月)の決算を発表。売上高は前年同期比2.9%増の11億536万ドル、純利益は同86%減の1544万ドル、一時的項目(従業員へのストックオプションの交付費用など)を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同13%増の1.16ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 法人顧客向け事業が堅調で、4月末時点の法人顧客数は前年比9%増の21万5900社となった。特に、年間売上10万ドル超の大口の法人顧客数は同23%増の3580社と大きく増え、業績の支えになっている。

 第2四半期(23年5-7月)については、売上高を11億1000万-11億1500ドル、調整後EPSを1.04-1.06ドルと予想。通期では、売上高を44億6500万-44億8500万ドル、調整後EPSを4.25-4.31ドルと予想。いずれも市場予想を上回った。

 決算を受けた23日のズームの株価は、前日比8.07%安の65.65ドルと急反落した。同社の株価は5月に入ってから持ち直しの動きをみせており、4月28日に付けた52週安値の60.45ドルから22日の21.99ドルまで約20%上昇していたため、利益確定売りを誘ったとみられる。法人顧客の支出削減や、他社との競争激化を懸念する見方もある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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