<相場の読み筋>11月20日
2023/11/20 7:45
前週末17日の米国株式は、NYダウが前日比1.81ドル高の3万4947.28ドルと小反発、ナスダック総合指数が同11.808ポイント高の1万4125.481ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8291万株、ナスダック市場が42億7839万株だった。デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は講演で、拙速な政策判断に陥るリスクに対し警戒感を表明し、市場の早期利下げ期待感が後退。週末要因もあり、方向感に乏しい展開となった。また、米10月住宅着工件数は年率換算で137万2000件となり、市場予想平均の135万件を上回ったが、市場の反応は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやアマゾン・ドット・コム、ギリアド・サイエンシズなどが堅調だった。
20日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価は前週末17日、反発して取引を終えた動きが継続し、買い先行スタートが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(前週末17日は150円43-45銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円03-07銭)とやや円安方向にある。対ドルでの円高が意識され、輸出関連銘柄には重しとなる場面もありそう。前週末17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、ニデック<6594.T>、村田製<6981.T>などが、同17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同17日の大阪取引所清算値比70円安の3万3530円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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