<相場の読み筋>12月19日

2023/12/19 7:45

 18日の米国株式は、8日続伸した。NYダウが前週末比0.86ドル高の3万7306.02ドル、ナスダック総合指数が同90.893ポイント高の1万4904.813ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3013万株、ナスダック市場が55億6187万株だった。株価指数は、連騰が続いているだけに下落する場面もみられた。ただ、消費や雇用が堅調に推移するなか、景気のソフトランディング(軟着陸)への期待感が継続し、相場を支えた。NYダウは小幅ながら4日連続で史上最高値を更新。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやメタ(旧フェイスブック)、アマゾン・ドット・コムなどが買われた。日本製鉄<5401.T>が買収を行うと発表したUSスチールが急騰している。

 19日の東京株式は反発後、しっかりした展開か。日経平均株価は、きのう18日に下落した反動から、買い優勢のスタートとなりそう。現地18日の米国株式の強い動きも支えに、堅調な動きとなることが期待される。ただ、日銀金融政策決定会合の内容や、その後の植田和男日銀総裁の会見を確認したいとして、模様眺めが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の後半(18日は142円38-40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の後半(同155円50-54銭)と、やや円安方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、三菱UFJ<8306.T>などが18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比20円高の3万2720円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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