<相場の読み筋>3月18日

2024/3/18 7:45

 前週末15日の米国株式は、NYダウが前日比190.89ドル安の3万8714.77ドルと続落、ナスダック総合指数が同155.356ポイント安の1万5973.174ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が38億957万株、ナスダック市場が75億82万株だった。引き続き、インフレの長期化による、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ時期の後ずれが警戒され、米10年物国債の利回りが4.3%台に上昇(価格は下落)。相対的な割高感から売り優勢の展開となった。出来高は、株価指数先物・オプションなどの清算日であるクアドラブル・ウィッチングのため膨らんだ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトなどが下落した。

 18日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は前週末15日に下げ渋る動きをみせていたことや、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が同15日の大阪取引所清算値比235円高の3万8625円だったことから、買い優勢スタートとなりそう。ただ、報道各社は、日本銀行が18-19日に開催される政策決定会合で、マイナス金利政策を解除する方針と報じている。解除の有無を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円のトビ台(前週末15日は148円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円65-69銭)と円安に振れている。前週末15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、TDK<6762.T>、三菱商事<8058.T>などが、同15日の東京終値に比べ高い。

(イメージ写真提供:123RF)

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