<相場の読み筋>12月14日

2023/12/14 7:45

 13日の米国株式は、5日続伸した。NYダウが前日比512.30ドル高の3万7090.24ドル、ナスダック総合指数が同200.567ポイント高の1万4733.964ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億262万株、ナスダック市場が65億6297万株だった。FOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利(5.25-5.5%)の据え置きを決定。参加者の24年の政策金利見通しを示すドットチャートでは4.6%が最も多く、今後は利下げに進むとの見方が強まり、株価を押し上げた。NYダウは22年1月4日に付けた終値ベースでの史上最高値(3万6799.65ドル)を超え、3万7000ドルに乗せた。同指数採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやホーム・デポ、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが値上がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は、弱含みの展開か。現地13日の米国株式が5日続伸。日経平均株価はきのう13日まで3日続伸していた強い地合いもあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、為替市場では日米の金利差縮小見込みから、ドル・円が1ドル=142円台の後半(13日は145円81-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の半ば(同157円26-30銭)と円高方向にある。輸出関連銘柄を中心に重しとなることが見込まれ、上値が重い展開となる場面も想定される。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日産自<7201.T>、三菱商事<8058.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比10円高の3万2840円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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