<相場の読み筋>1月24日

2024/1/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前日比96.36ドル安の3万7905.45ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同65.657ポイント高の1万5425.943ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6020万株、ナスダック市場が50億3526万株だった。米化学大手のスリーエム(3M)が24年12月期の業績予想を発表。売上高予想が市場予想の平均に届かず、失望売りに押されNYダウの重しとなった。また、前日に心理的なフシ目の3万8000ドルを超えていたこともあり、利益確定売りも優勢だった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ペイパルやインテル、ネットフリックスなどが買われた。

 24日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価はきのう23日、一時、心理的なフシ目の3万7000円に接近する場面がみられたものの、下げに転じて取引を終了。上値の重さや、年初からの急ピッチな上昇に対する警戒感などから、弱含む場面がありそう。ただ、今回の上昇相場に乗れなかった投資家は多いとみられ、下値では押し目を拾う動きもみられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(23日は147円57-59銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=161円前後(同160円98銭-161円02銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフー<4689.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、23日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比65円安の3万6475円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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