日経平均62円高と3日続伸、引けにかけて上げ幅拡大=20日後場

 20日後場は日経平均株価が、前日比62円26銭高の3万8633円02銭と3日続伸した一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.10ポイント安の2725.54ポイントと3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は、きのう19日の上値の重い動きが継続。手がかり材料に乏しいなか様子見姿勢が強まり、日経平均は300円を超える下げとなった。後場に入り、時間外取引でナスダック総合指数先物が上げ幅を広げたことが刺激材料となり、下げ幅を縮小。「株価指数先物に買い戻しの動きがみられた」(中堅証券)こともあり、日経平均は午後2時50分に同66円86銭高の3万8637円62銭を付けるなど、引けにかけて上げ幅を拡大して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は13億1087万株、売買代金は3兆1756億円。騰落銘柄数は値上がりが746銘柄、値下がりは840銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち11業種が上昇、22業種が下落した。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。塩野義薬<4507.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、ワコールHD<3591.T>、デサント<8114.T>などの繊維株も高い。三菱倉<9301.T>、三井倉HD<9302.T>などの倉庫運輸株や、リクルートH<6098.T>、日本郵政<6178.T>などのサービス株も堅調。信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。一方、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落した。

 個別では、ニッコンHD<9072.T>、サンケン<6707.T>、藤田観<9722.T>、トリケミカル<4369.T>、住友理工<5191.T>などが上昇。半面、ドリームI<4310.T>、FPパートナ<7388.T>、コーセル<6905.T>、曙ブレキ<7238.T>、さくら<3778.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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