トリケミカル、5日ぶり反落

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2019/12/2 17:30

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 半導体向け化学材料のトリケミカル研究所(4369)が5日ぶりに急反落した。前週末11月29日に発表した今1月期の8~10月決算の営業利益が伸び悩み、嫌気された。

8~10月営業益は減益に

 8~10月の連結営業利益は5.2億円(前年同期比4.4%減)。上期の営業利益は11.5億円(前年同期比10.7%増)と2ケタ増益だっただけに、失望感につながった。通期の営業利益予想は22.9億円(前期比6.4%増)を維持し、第3四半期累計での進ちょく率は73%となった。

 5G(次世代高速通信システム)の導入に伴う半導体向けの需要拡大期待が高まっており、株価は6月末から9割超上昇し、11月29日には上場来高値の8710円まで上昇していた。この日は利益確定売りを伴い、前週末比10.1%安の7780円まで売られた。一方、下値支持線の25日移動平均線で下げ渋る形となっており、5G向けの期待感も根強い。

(イメージ写真提供:123RF)

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