<相場の読み筋>2月22日

2023/2/22 7:45

 21日の米国株式は、NYダウが前週末比697.10ドル安の3万3129.59ドルと大幅反落、ナスダック総合指数が同294.971ポイント安の1万1492.301ポイントと3日続急落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億7532万株、ナスダック市場が46億5181万株だった。米2月総合PMI(購買担当者景気指数)が50.2となり、市場予想平均の47.5を上回った。好不況を判断する50を8カ月ぶりに超えたことで、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ継続が意識され、米10年物国債の利回りが一時3.96%まで上昇(価格は下落)した。相対的な割高感から、全面安商状となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテスラ、アプライド・マテリアルズなどが下落した。

 22日の東京株式は、続落後も軟調な展開か。日経平均株価は、きのう21日の弱い動きが継続するとみられ、現地21日の欧米株式が下落したことも重しとなりそう。あす23日は天皇誕生日で現物株は休場となるほか、24日には植田和男氏ら次期日銀正・副総裁候補への所信聴取が衆議院で行われることもあり、模様眺めムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円前後(21日は134円57-59銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の後半(同143円58-62銭)と小動き。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、東エレク<8035.T>、ソフバンG<9984.T>などが、21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比195円安の2万7255円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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