<相場の読み筋>2月22日

マーケット情報

2024/2/22 7:45

 21日の米国株式は、NYダウが前日比48.44ドル高の3万8612.24ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同49.913ポイント安の1万5580.870ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億279万株、ナスダック市場が47億399万株だった。1月30-31日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録で、多くの委員が金融政策の緩和を急ぐことへのリスクを指摘。早期利下げへの期待感が後退し、NYダウは一時220ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、取引にかけ持ち直した。また、通常取引終了後にエヌビディアが決算発表を行うことから、内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まった。NYダウ採用銘柄では、ナイキやダウ(旧ダウ・デュポン)、ベライゾン・コミュニケーションズなどが、値上がり率の上位に入っている。

 22日の東京株式は反発後、堅調な展開となり、日経平均株価は史上最高値を伺う展開も想定される。現地21日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダック総合指数は3日続落するなどまちまちだった。ただ、注目されたエヌビディアの23年11月-24年1月の決算は、売上高が221億ドルと、市場予想平均の206億2000万ドルを上回った。業績見通しも強く、同社株は時間外取引で一時10%超える上昇をみせる場面もあり、半導体関連銘柄を中心に物色される展開が見込まれる。

 為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の前半(21日は150円14-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円31-35銭)と小動き。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、日本製鉄<5401.T>、三住トラスト<8309.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比120円高の3万8410円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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