【追補版】MSCI指数11月定期見直し、日本株の3年ぶり純増なるか

世界の投資家がベンチマークとするMSCI指数の半期ごとの銘柄見直しの内容が、11月11日の日本時間早朝に発表される。日本株が過去4回の純減から純増に転じるかが注目されている。
採用候補に三菱自
MSCIは5月と11月に定期見直しが行われる。同指数の「ジャパンスタンダード」の個別銘柄は前回の今年5月に22銘柄が除外(新規採用はゼロ)され、日本株からの機関投資家の大幅な資金流出を招いた。2020年11月(5増・21減)以来、ジャパンスタンダードは純減が続いている。

今回の見直しでは、三菱自動車(7211)が新規採用候補に浮上している。大和証券は19日付リポートで、三菱自1銘柄の採用と除外ゼロを予想。同指数における日本株の純増が実現すれば、19年5月以来3年ぶりとなる。三菱自に想定される指数連動型ファンドによる買い需要は2日分程度とみられる。
マツキヨココも注目
また、大和証では円安が進む一方で世界的に株価調整が進んだことから、指数採用に必要な時価総額のハードルが低下しているとみて、より多くの日本株が追加される可能性を指摘。採用の確度が高いとみる銘柄の1つにマツキヨココカラ&カンパニー(3088)を挙げ、買いインパクトを9日分弱とはじいた。
一方で、除外される銘柄が出てくる場合では、日清製粉グループ本社(2002)や博報堂DYホールディングス(2433)、日本新薬(4516)などが市場でその候補とされている。SMBC日興証券は19日付で、1銘柄(マツキヨココ)の追加と3銘柄の除外(日清粉G、博報堂DYなど)を予想した。定期見直しは11月末に実施される。
(写真:123RF)
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